本山周平 『東京・青山』〈大部屋〉
終了
INAX出版から出る本のために、昨年8月から今年の4月まで東京の青山を撮った。
東京に住んで10年くらい経つが、青山にはほとんど立ち寄ったことがなかった。
路地という路地を歩き、何かのキッカケを探しながら写真を撮る。
歩く、撮るという僕にとっての基本姿勢に立ち戻る。
都市を撮る行為も久しぶりであったし、ひとつの場所を長い時間かけて撮影するのがなにより新鮮だった。
ある時から写真を撮り始めた頃の感覚へと身体が変容していく。
純粋になっていく感触が心地よかった。
街と身体がなんとなく一致していく感じがした。
駐車場には外車だらけの豪邸街、人影まばらな寂れた公園、崩れ落ちていく団地。エントランスに人影さえない巨大なビル。墓地の後ろに聳え立つ住居タワー。そして跡形もなく消え去った病院。
過去も未来も渾然一体となって僕の歩く道先に広がっていた。
跡形もなく消えた病院の跡地に美しい桜が咲いていた。
その寿命を終えようとするかのように、荒涼とした風景に咲く桜がとても美しかった。
本山周平
建築のちから2『20XXの建築原理へ』
伊東豊雄 藤本壮介 平田晃久 佐藤淳
青山病院跡地に突如湧き上がる、
都心再開発プロジェクト・ドキュメント
建築家たちが描く、風景の未来
版型:B5判変型、並製、208頁(カラー48頁)予定
価格:2,205円(税込)
9月20日発売予定
INAX出版
谷康弘 『俺は今生きている。だが、いずれは死ぬ。
SEPTEMBER/九月』〈PIN-UP Gallery〉
終了
尾仲浩二 『直方・背高あわだち草』〈銀の間〉
終了

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